――現場を大切に
仕事柄、机に向かう時間ももちろんありますが、 何よりも大切にしているのは家づくりの現場です。 現場監督をはじめ職人さんのほとんどが私よりも年上、しかも男性なので、 まずは大きな声で挨拶をするのが基本! 最初は〝先生〟と呼ばれますが、 「藤本さんと呼んでください!」とお願いします。 職人さんの昔の武勇伝やご家族の話を聞きながら、 熊本弁丸出しで会話をするとすぐに打ち解けられるものです。 お客様と一緒に現場に伺う時には、その関係性が強い味方になります。 分からないところは、きちんとお尋ねしています。 より良い提案をいただいたら、素直にお聞きします。 もちろん設計士として妥協できないところは、 とことん話し合って理解してもらう。 現場の方々と対等の立場で〝一緒に作り上げる〟という姿勢が、 素晴らしい家づくりに繋がると信じています。 |
――たくさんの心強い仲間がいます
建築で志を同じくする仲間〝kulos〟(クロス)。 若い世代に「『建築って楽しい!』と伝えたい」という想いから、 熊本を拠点とする30~40代の仲間で2015年に立ち上げた団体で、 現在10人(うち女性2人)で活動しています。 当初は地域性を踏まえて建築家としてどうあるべきか、 また熊本の建築文化等についてディスカッションをしたり、 ワークショップで未来を担う子どもたちに モノづくりの楽しさを伝えるイベントを開催したりしていました。 そして起こった熊本地震。 「自分たちに何ができるのか?」を第一に考えて、 避難スペースの間仕切りの手伝い、 応急危険度判定など公共のボランティア、 仮設団地の県への提案など、 私たちにしかできない専門性のある活動を行いました。 その中で注目されたものが、西原村小森第2団地のみんなの家。 住民の意見に耳を傾け、繫がりのあるメーカーに 照明や塗装材の寄付をお願いするなどして作り上げた家は、 木材活用コンコールで防災対策賞を受賞しました。 こうやって一緒に動いてくれる仲間は、 時には支え合う同志であり、時には切磋琢磨し合う良きライバルです。 また、同じく熊本在住で独立している 同世代の女性建築家たちで〝ammss〟(アムス)も結成。 設計図面の作成、現場への同行、 共通認識を作るため構造などの勉強会にも共に参加して、 女性らしいきめ細かい提案でお役に立てるよう努めています。 さらにお客様の要望に最大限応えるため、 外構・設備・構造に至るまで、 プロフェッショナルなネットワークを築いています。 |
NETWORK
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■kulos (クロス)
issho architect office 大谷 一翔 トポスペース建築研究所 柿内 毅 堺武治建築事務所 一級建築士事務所 堺 武治 坂本達哉建築事務所 坂本 達哉 SPACE LAB. 一級建築士事務所 佐藤 健治 株式会社長野聖二建築設計處 長野 聖二 株式会社ライフジャム 原田 展幸 深水建築設計事務所 深水 智章 株式会社uh.アーキテクツ 山下 陽子 ■ammss (アムス) 松村志磨子設計室 松村 志磨子 株式会社addit 一級建築士事務所 牧野 朋子 アーキラボ 富永 真紀 福吉意匠 吉田 忍 ■fu-ka architects トポスペース建築研究所 柿内 毅 (第3回JIA九州支部建築塾メンバー) 《外構設計》 ■旅猫風景・タビネコランドスケープ 永村 裕子 (ランドスケープデザイナー) 《設備設計》 ■株式会社プランテック 鶴田 義人 ■レオ建築設備事務所 岡本 繁和 ■有限会社木村設備設計事務所 木村 秀崇 《構造設計》 ■廣田建築・都市設計工房 廣田 清隆 ■黒岩構造設計事ム所 黒岩 裕樹 |